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一般社団法人 国際芸術写真協会 組織情報

2024年6月現在

■会員制度

 当協会の会員になるには、当協会・代表理事に申し込み、その承認を得る必要があります

 

 現在、各区分とも新規会員の募集はおこなっておりません

 会員区分

 (1)正会員 :当協会の目的に賛同して入会した個人又は団体

 (2)賛助会員:当協会の事業に賛同するために入会した個人又は団体

 (3)特別会員:当協会に功労又は特別な実績があり社員総会において推薦承認された個人又は団体

 年会費

 ・正会員・特別会員  12,000円 

 ・賛助会員      10,000円 

■会員リスト

  Akemi Yamamoto / 山本 明美

  Junji Yoshikawa     / 吉川 潤司

  MIHARU                / 渡邊 美晴 

  Mikio Hirata          /  平田 未貴雄

  Setsuko Sunada     /  砂田 節子

  Takayasu Hayakawa / 早川 貴康

  Katsuyuki Miyabe  / 宮部 勝之

  Shigeo Katsuki    / 勝木 繁夫

  Takayuki Nakatsuka / 理事  中塚 隆之

  Osamu Hayashi          / 代表理事  林 治

■私たちが考える写真とは

 私も中学生の頃から写真部に所属して写真に取り組んでいました。

が、私が「私は写真部で写真をやっています」と何度言っても「彼はカメラ部にいてカメラをやっています」と紹介されることがほとんどでした。

 カメラは写真を撮影するための単なる道具なので、本人はカメラをやっている意識などなかったのですが、今でも写真とカメラを混同して使う人が多く、日本では「写真=カメラ」という認識が多数派のようです。

 また既に廃刊となりましたが、以前日本にはカメラ雑誌(日本カメラ、朝日カメラ、カメラ毎日など)というものがあり、写真を好きな人たちがカメラ雑誌を購入するという不思議な光景を見ることができました。

 

 日本では今でもこの考え方が色濃く残っていて、写真が上手になるためには「良いカメラ、高いカメラを買うこと」が最短の方法だと考えている方がたくさんいらっしゃると感じます。多くのカメラメーカーが集中して存在する日本という特殊な国なのでその影響が大きかったのは分かりますが、こうした考えで海外の写真家たちと対等に競うことができるでしょうか。

 

 写真はアートです。少なくとも海外の写真シーンはアートの中にあり、写真家はアーティストです。世界では当たり前のこうした事実を認識し、日本だけで通用する写真や日本独自の写真業界を目指すのではなく、世界に通用するアートの写真を目指したいものです。

 また、著名なカメラ雑誌が廃刊となった今、カメラメーカー主催の写真コンテストを目指す方も多いと思います。その中で「カメラがメモリーに保存したそのままのデータ(いわゆる撮って出し)」を求めるものがあります。この日本独特の「撮って出し至上主義」にも違和感を感じます。

 写真はアートですから、撮影者がその意図を鑑賞者にきちんと伝えることが前提となります。そして、そのためには、海外のすべての写真アーティストが行なっているように、撮影した写真を丁寧に仕上げ、撮影意図を活かした自分自身の写真表現を付加し、アート作品にして鑑賞者に届けることが重要です。過去、フィルム写真時代の偉大な先人たちが暗室作業をとても重要視していたのも同じ考え方ではないでしょうか。

 

 このように、私たちは写真を仕上げる技術も非常に重要な要素であると考え、日々の活動の中でその技術向上を目指しています。

 私たちのこうした趣旨に賛同しアートの写真を目指されたい方は、ぜひ私たちと一緒に同じ目標に向かって新たな一歩を踏み出しましょう。

                               林     治  

 

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